愛に生きる人生への祝福
申命記28章1節~12節
28:1 もし、あなたが、あなたの神、【主】の御声に確かに聞き従い、私が今日あなたに命じる主のすべての命令を守り行うなら、あなたの神、【主】は、地のすべての国々の上にあなたを高く上げられる。28:2 あなたが、あなたの神、【主】の御声に聞き従うので、次のすべての祝福があなたに臨み、あなたについて行く。・・・・28:9 あなたが、あなたの神、【主】の命令を守り主の道を歩むなら、・・・・28:12 【主】はその恵みの倉、天を開き、時にかなって雨をあなたの地に与え、あなたのすべての手のわざを祝福される。・・・・
28:2 -6次のような祝福をお与えになります。町の中でも外でも祝福され、子宝にも恵まれます。 作物は豊かに実り、羊や牛もどんどん増え、くだものとパンには事欠きません。
よそから帰って来る時も出かける時も、必ず祝福されます。 リビングバイブル訳
1.主の命令とは
主の命令を守り行うならば祝福されると書かれていますが、では主の命令とは何でしょうか?聖書に書かれている命令(戒め)は613個ありますが、その中で一番重要な命令は次の二つであり、律法全体と預言者とが、この二つの命令(戒め)にかかっているとイエス様が言われました。
12:30 あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』12:31 第二の戒めはこれです。『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。』これらよりも重要な命令は、ほかにありません。」 マルコ12:30~31
つまり神を愛する事と隣人を愛する事です。では具体的に神を愛する事、隣人を愛する事とはどう言う事でしょうか?
① 神を愛するとは?
12:1 さて、イエスは過越の祭りの六日前にベタニアに来られた。そこには、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロがいた。12:2人々はイエスのために、そこに夕食を用意した。マルタは給仕し、ラザロは、イエスとともに食卓に着いていた人たちの中にいた。12:3 一方マリアは、純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ(300g)取って、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。12:4 弟子の一人で、イエスを裏切ろうとしていたイスカリオテのユダが言った。12:5 「どうして、この香油を三百デナリで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」12:6 彼がこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼が盗人で、金入れを預かりながら、そこに入っているものを盗んでいたからであった。12:7 イエスは言われた。「そのままさせておきなさい。マリアは、わたしの葬りの日のために、それを取っておいたのです。 ヨハネ12:1~7
マリアは香油をイエス様の足に塗りました。この香油の値段ですが300デナリで売ることが出来た様ですが、1デナリとは大人の男性が1日働いてもらう平均的給与であり、仮に1万円とすると300万円(300日分)になります。これだけ高価な香油をイエス様の為に使ったのです。又、髪の毛で足を洗いましたが、ユダヤ教では、足を洗う事は奴隷のする仕事であり、女性の
髪の毛は夫婦の親密さを意味しています。この事から、神を愛するとは、委ねる心、謙遜さが大切である事が分かります。
10:29 しかし法律の専門家は、・・・・「ですが……、隣人とはだれのことで?」と聞き返しました。10:30イエスは直接答える代わりに、例をあげて説明なさいました。「エルサレムからエリコへ旅をしていたユダヤ人が、強盗に襲われました。
強盗どもは、身ぐるみはぎ取り、あり金全部を奪うと、殴ったり、蹴ったりして半殺しにし、道ばたに放り出してさっさと逃げて行きました。10:31ちょうどそこへ、ユダヤの祭司が通りかかりました。ふと見ると、旅人が倒れています。でも、めんどうに巻き込まれたくなかったので、そそくさと道の反対側へ回り、何くわぬ顔で通り過ぎてしまいました。10:32しばらくすると、今度はレビ人〔神殿で奉仕する人〕が通りかかりましたが、彼も、倒れている旅人を横目でちらっとながめただけで、行ってしまいました。10:33ところが、常日頃ユダヤ人に軽べつされていたサマリヤ人が、たまたま通りかかり、旅人を見つけました。 気の毒な有様に、心から同情したサマリヤ人は、10:34急いでそばにひざまずき、傷口に薬をぬり、包帯を巻いて応急手当をしました。
それから、自分のろばに乗せ、宿屋まで運んで、一晩中、看病してあげました。10:35翌日、宿屋の主人に2デナリ(2日分の給与)渡し、『あの人を介抱してあげてください。 足りない分は、帰りに寄ってお払いしますから』とくれぐれも頼みました。10:36この三人のうちだれが、強盗に襲われた人の隣人になったと思いますか。」10:37「もちろん、親切にしてやった人です。」・・・・ ルカ10:29~37 リビングバイブル訳より
隣人とはあなたに関係するすべての人です。サマリア人は強盗に襲われた人を見てどんな行動をしましたか?気の毒に思い、傷口に薬を塗り、包帯を巻き、自分のろばに乗せて宿屋まで運び、看護し、必要な代金を渡し、介抱を頼みました。この様に隣人を愛するとは、自分の持っている物で助けてあげる事です。この行為は神を愛する事です。
『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。』 マタイ25:40
2. 祝福を受ける事の出来る人生の道
人生には分岐点があります。誰と結婚し、どんな仕事をしたら良いのか決めなければならない時があります。自分の人生だから自分で決めますが、一度立ち止まって神様に耳を傾けて下さい。何故なら神様の示す道に進む時、祝福が伴いますし、全ての必要は求めるものは何でも神様が責任を持って用意されるからです。仕事であるなら、全てがうまく行きます。「あなたのすべての手のわざを祝福される。」(申命記28:12)主の示される道で、あなたに不足している部分は必ず補って下さり、助けて下さいます。
あなたの道を【主】にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。 詩編37:5
自分のしようとすることをみな、神様にゆだねなさい。信頼する者を、神様は助けてくださいます。 リビングバイブル訳
あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまっているなら、何でも欲しいものを求めなさい。そうすれば、それはかなえられます。 ヨハネ15:7
信仰を、どう定義したらよいでしょう。 それは、願い事が必ずかなえられるという、不動の確信です。
また、何が起こるかわからない行く手にも、望みどおりのことが必ず待ち受けていると信じて、疑わないことです。 へブル11:1 リビングバイブル訳
祝福された道を歩む時に大切な事があります。それは神を愛する事と隣人を愛する事です。いくら神様に示された道でも、この事を忘れて歩んだら、祝福されません。
神様に示された結婚でも、相手を愛する愛がなかったら破滅しますし、神様に示された仕事をする時も隣人を愛する気持ちを忘れたら祝福されません。祝福された人生を歩む鍵は神を愛し、隣人を愛する事です。アダムとエバは神様から離れる道を選択してしまいましたが、皆さんは祝福される人生を選んで下さい。
25:4 ああ主よ、進むべき道を教えてください。 歩むべき小道を示してください。25:5私を導き、教えてください。
主は救いをお与えになる神だからです。 主以外に望みはありません。25:6 -7若いころの罪はお見のがしください。
ああ主よ! あわれみと赦しの目で、永遠の愛と恵みの目で、私をご覧ください。25:8主は正しいお方で、迷い出た人に、喜んで正しい道を教えてくださいます。25:9 謙そんになって主のもとに帰る人に、主は最高の道を教えてくださいます。25:10主に従い行く時、その道は、どこもかしこも、主のいつくしみと真実の香りが漂っています。 詩編25:4~10 リビングバイブル訳